RemotionTECH フロントフォークチューニング
RemotionTECH フロントフォークチューニング 続きはこちら
◆カートリッジタイプ | 価格:¥102,600,-(税込) |
◆ピストンロッドタイプ | 価格: ¥86,400,-(税込) |
☆HyperForkValveにラインナップがある場合、フォークオーバーホール+
フォークバルブ組込みでも充分体感効果はありますが、こちらは更に上の
性能を引き出す為のチューニングメニューです。
◆チューニングとはダンパーをチューニングすること◆
サスペンションにおいて、スプリングはストロークの位置により反発力が変化して行きますが、
ダンパー(減衰力)は位置ではなくストロークスピードに依って変化していきます。
これらの特性を理解し、そのオートバイ自体の特徴やオーナーの好み、走るシチュエーションに
合わせてチューニングを施していきます。
サスペンションは良く動かす方が本来の性能を発揮出来ます。
当然スプリングが硬ければ硬いほど動きを束縛してしまいますので、不必要にレートを上げて
サスを硬めるといったやり方は方法論として常に正しいとは言えません。
しかしスプリングレートが低すぎると不用意にストロークスピードが上がってしまったり加重が
かかった際に車重を支えきれないといった場合も出てきます。
◆チューニングの方法論◆
ここで解りやすくするため大雑把にストロークスピードを低速側と高速側に分けて考えます。
低速というのは加速・減速など通常の操作に伴う時の動きを言い、高速側とはギャップなど
外的要因に依る動きのときを言います。
低速側の減衰を効かせる事によりブレーキをかけたその瞬間からフォークが踏ん張って
くれますので減速が始まり、尚かつ素早くスプリングとの釣り合いを取ります。
そして高速側ではバルブを開き瞬時にギャップを吸収出来るようにセッティングを施していきます。
スプリングはプログレッシブレートを使うと明記したように奥側で踏ん張ってしまって
ギャップを吸収出来なくなります。
ブレーキングGやコーナリングGにダンパーで素早く釣り合いを取って、残ったストローク部分で
ギャップやうねりを吸収させたいので、逆に奥側ではあまり踏ん張って欲しくないのです。
◆RemotionTECH フォークチューニング◆
先ず絶対的な流量を拡大し、ダンパーのチューニング範囲を広げます。
こうすることにより低速側での減衰力を上げていってもギャップ等は吸収出来るようになります。
カートリッジタイプの場合ノーマルバルブにシムを積んでいくとやはり突き上げ感が出てきて
しまうので、流量の大きなバルブに交換してシムセッティングします。
ピストンロッドタイプの場合はシートパイプのオリフィス(ホール)を拡大し必要な流量を
確保した上でバルブの追加をします。
そしてスプリングは車重や体重に合ったシングルレートに交換します。
こうして低速側のダンピングを充分に効かせてブレーキングやコーナーリング時にしっかりと
路面を掴む様にしつつも、高速側のダンピング調整により外からの入力をしなやかに吸収
してくれる上質なサスペンションへと変貌させていきます。