HONDA CBX750フォークチューニング

エンジンオーバーホールを行った車両で、合わせてフォークチューニングも行いました。

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アクセルオフやギャップを拾ったときにハンドルがかなり振られるとの事です。続きはコチラ!

この車両ですが、オフセットが比較的大きいステムの上にアクスルがフォークボトムの前に位置するリーディングアクスルで、もう見るからにトレール量が小さすぎると考えられます。

しかも圧側の減衰があまり効いておらず、フォークボトムも大きい設定なので余計にキャスターが立ち、トレールが減るという悪循環。

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先ずは分解し状態の確認です。オイル汚れも酷くメタル類の摩耗もあり丁度オーバーホールの時期だったと思います。

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はい、やはりこのオリフィス径ですとほとんど圧側の減衰力はかかりません。

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左側にTRACが付いているのですが、一応TRACが効いている時は左側のオリフィスは塞がれる様です。

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減衰の発生を全てHyperForkバルブに移行させるために左側のオリフィス穴も追加します。

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HyperForkバルブはサイズが全く合わず、カラーを制作して取り付けることになりました。

タイヤ自体も片摩耗を起こしており、フロントタイヤが新品になればかなり乗りやすくなるものと思います。また、この様なディメンションにも関わらずボトムケースにスタビライザーがノーマルで付いており、逆に路面からの入力に対して逃げ場がなっくなってハンドルにより強く振れが出てしまうのではと考えました。まだまだこの頃はディメンション設定は過渡期なのでしょうかね。