CBXエンジン フルオーバーホール 今年11機目 その1分解

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テスト走行も行いましたが、吹け上がりがスムースではなく、振動も多いように感じました。

しかしさほど大きな問題も無いと思ったのですが、

通常通り圧縮圧力、バルブクリアランスなど測定出来るところは測定してから分解作業に入ります。

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ヘッドカバー、カムシャフトホルダーを外しカムシャフトを外します。最近ホルダーを外すとき、プシュッ!という音と共にボルトとホルダーから水が出てくる車両が多くなっています。多分気化した水分が飛ぶ前にエンジンを止めてしまい、マフラー同様こんなところにも水分が溜まってしまうのでしょう。そしてボルトが折損する物も多く見受けられます。水分が有ればボルトに錆が発生してしまい、強度が足らなくなるのだと考えられます。緩めなければ折れる事はそう無いと思うのですが、やはりこうなるとヘッド側の雌ネジも修正する事になります。

そして驚いたことにカム山の一箇所にカジリが有ります。このレベルですと交換するほか手は無く、中古部品での対応となりました。

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順に作業を進めていきます。クラッチアウターのリベットを溶接した痕があります。多分ガタがでて何らか対策をしているのでしょうが、しかしガタは止まっておりません。それと分解せずに丸塗りされているのは解っていたのですが、どうやらエンジン内部にも塗料が入り込んでしまっていいる様です。これもカムのカジリと関係があるのかもしれません。

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全て分解が完了したところで先ずはクランクシャフトの曲がりを測定。あの、、、新記録です。これほど曲がっているクランクは今まで有りませんでした。幸い捻れはそれに比べれば少なく、実用範囲内で問題なく使用出来るレベルまでには修正可能だったのでまだ良かったです。

その他ピストンクリアランスや各部点検・測定して分解作業の終了です。この後色々と手を施してからの組立となります。