FTRエンジン オーバーホールNo.3
クランクは芯出しを行っていますので、慎重にそして丁寧に扱いながら組んでいきます。
クランクは芯出しを行っていますので、慎重にそして丁寧に扱いながら組んでいきます。
シリンダーボアを測定し、ピストンクリアランスを測ります。真円度が崩れていて、クリアランスも大きいところはほぼ使用限度値になっておりました。これ以上のオーバーサイズは無いので、やむなくシリンダー交換した上で改めてボーリングとなってしまいました。
バルブはいつも通りポリッシュします。
Remotionとしては珍しく?単気筒エンジンのオーバーホールです。
既にボアアップされており、今回はさらに5速から6速ミッションへするためにエンジンをオーバーホールします。
さっき転んで右手親指を痛めた菅野です。
皆さんも足下には十分にご注意ください(笑)
この時期に怪我でもしたらお正月は引きこもりになりますからね・・・
では、どうぞ・・・
Merry Christmas☆
クリスマス寒波なるもののお陰で凍えそうな菅野です。
そして・・・残念ながらサンタさんは私のところには来てくれなかったようです。
やはり煙突ないとダメなんですかね?
では、どうぞ・・・
今夜、サンタが来てくれないかと願っている菅野です。
更新頻度が下降気味だったので連投です。
では、どうぞ・・・
今夜も寒いですね。
こんな寒い夜には鍋でも食べたいと思う菅野です。
そして今回はエンジンオーバーホールの続きになります。
では、どうぞ・・・
年内の営業日数が1ヶ月を切りまして慌ただしさを感じ始めている菅野です。
12月は週末ごとに用品店でのイベントなども控えておりますし、
有り難いことに沢山の車両もお預かりしているので師走の雰囲気が見え隠れしてます。
ちなみに私が担当しているFシリーズだけでも現在、6台入庫中です。
出来る限り早くオーナー様の元に帰れるようにガンバリマス!!
では、どうぞ・・・
まずはカムシャフトのラッピングから始めました。
ストレーナーはかなり綺麗な状態です、現オーナーのオイル管理は良いのだと思います。
遠方より自走でご来店頂きました、CBXです。
走行されているので、大きな問題は無いのではと思いきや、いろいろと不具合がありました。
それでは分解に入ります。
こちらもスタッドだけは耐熱塗装をしてからケースに建てます。
メタルを叩いて落ち着かせ、クランクシャフトを載せ、プライマリーシャフトを入れます。テンショナーを組んでミッションをセットします。
アンダー側にオイルポンプ、シフトドラム&フォークをセットしたらクランクケースを合わせます。
先ずは外したカムシャフトをラッピングして洗浄してしまいます。
最近はスパークアドバンサーシャフトのジャーナル部分の傷も目立つ物が多く、こちらもラッピングしています。
#1に火が入らないとの事で持ち込まれましたが、オイル上がりが酷くプラグが直ぐにかぶってしまう様です。まずは冷間ですが圧縮を測定すると、
#1/8.5 #2/8.0 #3/9.0 #4/10.0 #5/9.5 #6/10.3
と言う数値が出てきました。プラグ清掃と簡単な調整をして何とか全ての気筒で火が入り暖機運転してから再度圧縮を測定すると、
#1/7.8 #2/8.3 #3/9.8 #4/10.2 #5/9.0 #6/9.3
ほぼ変わらないか下がってしまっている気筒もあります。オイル上がりでEXフランジからオイルが出てきてしまうぐらいですからピストンクリアランスは相当に大きいのではと考えました。では分解作業に入りましょう。
今期も4期目が完成しました。
今回のエンジンをオーバーホールして改めて思ったのですが、走行距離が少なければ不動の期間がありこのエンジンの様にシリンダーライナーが錆びていたり、距離が多ければそれなりに摩耗・劣化しているので、どちらにせよ30年以上も経てばノンオーバーホールで調子の良いエンジンというのは無いのだなとつくづく思いました。
シリンダースタッドが錆びていたので、スタッドだけは耐熱塗装して、クランクケースに建てるところから始めます。
先ずは点検から進めます。その圧縮が低かった原因がこちら。
シリンダーライナーで左から#1,#5、#3ですが、#1と#5はとても回っていたエンジンとは思えないほど錆があります。指で触るとハッキリと解るぐらい段付も出ております。これは0.25の純正オーバーサイズでは錆が取りきれないのは確実なのでこの時点で3mmオーバーのワイセコピストンが決定です。