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メカニックとは、ライダーとは。

先日の桶川レポートもアップされましたが、その日に思った事は走る事に関してはセンス無いなぁと。
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それがチューニングやカスタムなどメカニカル的な事であれば、この方法はどうだろうとかこんなアプローチがあるんじゃないかとかいろいろアイディアは思いつくのですが、走ることとなるとどうすれば早く走れるのかが思いつかない。
走ること自体は好きですよ、街乗りもツーリングも楽しいですし。安全に走ると言うことであればもうオートバイ乗り始めて30年以上になるのである程度感も働くし解ると思うのですが、早く走れとなると、ね。
自分はつくづくメカニック体質というかメカニック脳なのかなと思います。
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当然自分で走れる範囲でしかそのオートバイの特性と言うものを体験することが出来ません。だからレースの世界などではどんなに優れたメカニックがいてもそのメカニックへ的確に情報を提供出来るライダーがいなければ良いマシンは造れません。
「コーナーの進入の時なんか変なんだよなぁ。」と言われても何をどうすればよいか僕らは全く解りません。しかし「進入時にこういう動きがあって乗りにくい」とか「こういうふうに動いてくれた方が安心だ」と言われればアイディアが出てアプローチ出来ます。
優れたメカニックとは経験値や感からインフォメーションが無くともある程度のレベルまで仕上げられ尚かつ要望に対してどれぐらいアイディアを出せるかであり、セットアップに優れたライダーというのはどれだけマシンの状態を的確に伝えられるかなんだと思います。
エンジンの出力特性はベンチでも判断出来ますし解りやすいと思うのですが、サスペンションであるとか車体であるとか、あるいは各制御のタイミングなどはその領域で走ってみないと解らない部分が多いと思います。
最近はロガーも普及してきてより正確に判断も出来るようになりましたが、それでもその領域で走らなければログは撮れません。

僕らが普段行っている作業でもアイディア出しは重要で、通常のメンテナンスでさえ意識して行っていれば日々進化します。オイル交換が進化するのかと言われれば、その作業要素が少ないので進化する要素も少ないです。
それがエンジンのオーバーホールや大がかりなカスタムになれば作業要素も多くなり多岐に渡るし、以前手に入らなかった材料が手に入ったり出来なかった加工が出来るようになったりもするので物理的にも進化させられる要素は多いです。
前回と同じ事をするだけであれば同じ物にしか仕上がりません。急激な進化はありませんが、意識して取り組めば僅かながらであっても必ずアイディアが生まれ、それを実現するための方法を考え、実を結べば進化します。
もう何十機とエンジンのオーバーホールを行っていますが、いまだに新たな思いつきとか出てくるので、面白くもあり楽しい。
新しい技術や部品などが出るとその構造を理解したいと思うし、カスタム等にどうすれば活かせるのかいつも考えてたりします。

そして、そのアイディアの元となるヒントって意外と同業種の中ではなく異業種の中にあったりする。
常に視野は広く、思いは深く、信じて。 by YOKOKAWA