CB750Fキャブレター調整

お待たせ致しましたCB-Fの話題です!w

どうも、主にCB-F、CB-R担当菅野です!

もちろんCBXや他車種もやりますけどね・・・

続きはコチラ

今回はCB750Fのキャブレター調整のご依頼になります。

以前、Remotionにてエンジンをオーバーホールさせて頂いた車両です。

症状としては、低回転時にギクシャクすることと、ときおりストールしてしまうとのこと。

まずは症状を確認するために試乗からスタートです。

この寒い時期の試乗もなかなかの修行ですw

 

症状が確認できるまでは、いろんな操作をためしていきます。

聞いただけでなく体感しないと原因を絞り込むのは難しいですからね。

今回は比較的早く症状を確認できたので良かったですが、再現が難しい症状の場合・・・

原因究明に時間がかかることもあります。

いままでにかなりの台数を見てきた私ですが、未だに経験のない症状に出くわすこともあるんです。

そんな難題も解決の糸口を見つけるとかなり嬉しいもんです(^o^)v

症状を確認してから点火タイミング、キャブレター同調、パイロット調整などをして再び試乗です。

かなり症状は改善されたものの完調というには惜しいところ・・・

 

DSC_0168

ってなわけでキャブを外しまーす。

CBXと違って簡単に外せるので怪しければ気軽に外して点検です。

 

 

DSC_0167

キャブレターもオーバーホールしているので見た目も綺麗です。

念の為、オーナー様がもう一つ所有しているキャブレターも持ち込みして頂いて比較しながら作業を進めます。

もともと装着されていたキャブAは、低回転時にギクシャクするが上は問題なく回る。

そして比較用に持ち込みいただいたキャブBは低回転は調子いいけど、上が吹けない・・・

そんな症状であります。

双方ともにスロー系、メイン系くまなく見ても目立った不具合や破損も見当たらない。

 

DSC_0169

そこで試しにと、キャブBにキャブAのメイン系を移植することにしました。

もちろんニードルジェット、ジェットニードルも含めて移植です。

キャブBを車体に取り付けて、同調とパイロット調整からやります。

大抵の場合、無負荷だと綺麗に上まで吹け上がったりするので、判断するには試乗しないとだめです。

五感を敏感にして様々な情報を車体より感じ取ります。

いろいろ試すので今回の試乗は1時間以上走りました。

こんな寒い時期はグローブ越しに触るヘッドが温かいですね。

寒さで感覚も薄れる指先を生き返らせてくれます。

 

メイン系の移植で症状が改善されたので結果としては・・・

キャブAは、スロー系に発見するのがかなり難しい不具合が存在する。

キャブBは、ニードルジェット、ジェットニードルに目視では判断できない磨り減りがあり吹けが上がりが悪い。

が、今回の原因となったようです。

オーナー様も症状は改善されたと喜びの声を頂いたので菅野も一安心です。

 

このように’ ’なんか変だな?’’ と気になることがあればご相談下さい。

お電話で伺う内容だけでは、やはり症状の原因を判断するのは難しくもあります。

ぜひご来店頂いてご相談頂ければと思います。

エンジンの音を聞いたり、実際に試乗することでかなり特定できます。

気になっている部分以外にもメンテナンスのご提案も出来ますし、おおよその見積も出せます。

今後のメンテナンスの参考にして頂ければ幸いです。

寒い日が続きますが、休憩がてら暖まりにRemotionにお立ち寄りください。

 

そして、そして、2/14(土)にはCBFOC南関東支部の西湘バイパスミーティングがあるようなので、参加する予定でーす。

詳細は南関東支部のイベント案内よりご確認いただけます。(CBFOC南関東支部ホームページ

寒い時期ではありますが、参加される方と有意義な時間を共有できればと思います。

もちろん遠慮なく質問などしてくださいね。

では、また・・・