CBXエンジン フルオーバーホール 今年11機目 その2組立

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先ずはミッションドッグ部のバリ取りとシフトドラム&フォークの摺動部ポリッシュから始めました。

次に重量合わせを行ったのですが、

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コンロッドは通常通り2、3gずれていたので重量合わせをしましたが、ピストンはヘッド部の鋳肌を落とした段階で重量を測定したら全て±0.1g以内に納まっており、重量合わせの為に削る作業はせずに済みました。これはかなりレアケースです。

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ポートのスムーシング、バルブポリッシュを行い、バルブシートカット&摺り合わせをしてヘッドを組立。

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カムチェンテンショナーAのリビルト、カムシャフトジャーナル部のラッピングを行って置きます。

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今回はまだスターターの滑りは無かったのですが、今後の事も考えてリビルトを行いました。

後は順を追って組み立てて行くだけです。

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組立で一番気を使うのはやはり締め付けです。当然トルクレンチは使うのですが、その使い方次第で数値は幾らでも変わってしまいます。締め付ける順番、締め付け方にとても神経を使い、丁寧に組んで行きます。

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完成です。

オーナー様からは低速トルクも出て回転もスムースになったという感想を頂きました。そういった違いを感じられるのは、当たり前かもしれませんが感想を聞くととても嬉しいものです。