HONDA CBX(O) エンジン フルオーバーホール

続いております、CBXエンジン フルオーバーホール。

ただこのエンジンは少々特殊なものです。

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普通に走行していたエンジンですが、どうなっているのでしょうか。続きはコチラ!

では早速分解に入ります。

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このエンジンはカムギアトレインに改造されています。多少INバルブ側に吹き返しが出ています。

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構造が特殊なので位置関係など慎重に分解していきます。ただこの時点でバックラッシュが大きいとは思っていました。

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5㎜の皿ネジ4か所でギヤトレインのキャリアが取りつけられており、その内2本の頭が飛んでおり、残り2本も緩んでおりました。

さて、どうしたものか。同じ方法で組み直してもまたすぐに同じ状況になることは明らかです。もしギヤトレインで組み上げるのであればギヤもキャリアも全て設計し直し、なおかつ取りつけ自体も見直さなければなりません。

精度が必要な部分を測定から設計までというのは、とても難易度の高い作業になります。しかも熱膨張も考慮してとなると、相当にハードルが上がります。すぐに解決方法が見つからないのでとりあえず分解作業を進めて行くことにしました。

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前回オーバーホールしたときにコンロッドを磨いているようです。

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腰下は問題無いと思ったのですが、クランクジャーナルの傷が結構深く入っています。

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ヘッド周りは問題ありませんね。

このエンジンは6速ミッションを組み込む事は確定しているのですが、ほかの部分の問題をいかに解決していくか、いろいろ宿題の多いエンジンとなってしまいました。